動機づけ面接と行動科学で、
禁煙力アップ。
期間限定!
こんな人におすすめ!
- 禁煙するかどうか、まだ決心がつかない方
- 禁煙したいとは思うけど、禁煙外来はしきいが高い方
- 禁煙外来に通っているけど、また吸ってしまった方
- タバコ代が気になっている方
- 禁煙するつもりはないが、禁煙のカウンセリングに興味のある方
対象外の方
- 18歳未満の方
※民法改正により、本人による研究同意が可能な18歳以上を対象とする - 主治医の許可を得られない精神科通院中の方
- インターネット接続されたパソコンをお持ちでない方
心理的依存に働きかけます。
薬物療法によって身体的依存はなくなっても、「吸いたい」気持ちは続きます。本研究ではそんな心理的依存にアプローチするため、根本的な依存を断ち切る可能性が高まります。
オンラインで通院不要。
きんえん研究はオンラインで完結します。コロナ禍で安全に実施すること、また録音・録画したものを振り返りることで、内容をさらに改善することを目的としています。
依存度は問いません。
禁煙治療の場合、ニコチン依存度テストの点数などの条件をクリアしないと受けられないケースがありますが、きんえん研究は依存度を問わず受けていただくことができます。
\ 禁煙に迷っているあなた、きんえん研究に参加してみませんか? /
動機づけ面接とは?
What is “Motivational Interviewing”?
動機づけ面接は、禁煙支援に効果的であることがこれまでの調査研究で明らかになってきました。本研究では、動機づけ面接を用いてオンライン面談を行い、面談の様子を録音または録画して振り返り、動機づけ面接の内容をさらに改善することを目的といたします。
※動機づけ面接〈第3版〉ウイリアム・R・ミラー (著)他
動機づけ面接(Motivational Interviewing)とは、「変化についての会話」であり、受容と共感をもたらす環境の中で「変わる理由」を引き出し、強めるようガイドしていくコミュニケーションスタイルです。動機づけ面接は、行動療法の専門家であるウィリアム・R・ミラー氏(ニューメキシコ大学)とステファン・ロルニック氏(カーディフ大学)が開発した対人援助理論です。受容的応答を旨とする来談者中心的要素と、特定の変化に指向させる目標指向的要素を併せ持った面接のスタイルをとります。アルコール問題を持つ来談者への面接が効果的だった治療者のスタイルを分析し、さらに洗練されました。動機づけ面接の効果研究は、アルコール問題にとどまらず、薬物や喫煙、病的ギャンブル、ダイエット/運動/摂食障害、治療アドヒアランスなど様々な領域で国際的に研究され、効果検証されてきました。
きんえん研究の背景と目的
The purpose of Kinen Research
この研究をスタートしたきっかけは、禁煙は生活習慣病予防であり、そんな生活改善をより簡単に、より効果的に行える方法を確立したいと考えたことです。そして、生活習慣病予防のために有効である禁煙に焦点を当てることが重要と考えました。
日本で健康問題となっている肺がんやCOPD(慢性閉そく性肺疾患)などは、受動喫煙を含むタバコが影響し、生涯自己管理が必要となり、生活の質が下がります。もし、喫煙者が禁煙に成功すれば、仕事や家庭や趣味など生涯にわたって、ご自分の思い通りに行動できる可能性が高まります。ところが、喫煙はニコチンという物質依存症であり、その生理的メカニズムから離脱症状や耐性、渇望などの症状が出るため、禁煙するのはかなり困難です。
そこで本研究は、禁煙支援を通してその内容を分析することにより、効果的な禁煙支援の会話構造と対象者との相互作用を明らかにすることを目的とします。
本研究のゴールは、効果的な禁煙指導の構造と相互作用について、テキストマイニングを用いて可視化されたデータを比較検証し、再現可能なプログラムを開発することで禁煙支援に役立てることです。効果的な禁煙支援の可視化と再現性が検証されれば、波及効果および一次・二次予防による医療費高騰の是正が期待できます。
きんえん研究では、以下の有資格者3名が面談を担当します。初回面談は日程調整の上、都合のつく者が担当させていただきます。
<禁煙面接者ご紹介>
●防衛医科大学校医学教育部看護学科 准教授 博士(ヒューマン・ケア科学) 瀬在 泉(分担研究者)
●日本体育大学体育学部健康学科 准教授 博士(医学) 三瓶 舞紀子(分担研究者)
●群馬医療福祉大学看護学部 教授 博士(医学) 大野 佳子(代表研究者)
※3名とも保健師、公認心理師、動機づけ面接トレーナーネットワーク(MINT)メンバーです。
きんえん研究の流れ
1. 本サイトよりお問い合わせ
お問い合わせフォームより基本情報や現在のご状況についてご入力いただき、送信していただきます。
2. 初回面談(インテーク)の予約
初回面談日を調整させていただきます。初回面談(インテーク)ではきんえん研究の説明をさせていただき、その上でオンラインにて研究同意書にご署名、問診票のご記入をいただきます。
※面談の品質向上のために、内容を録音/録画させていただきます。ご理解のほどよろしくお願いいたします。
3.面談日の調整
面談日を調整し、きんえん研究へご参加いただきます。研究協力へ同意していただいた後は、約3か月間に5回のオンライン通信(ZOOM)を行います。
(※土日祝も可)
・1、2回目:オンライン面談約30分(上限60分)
・3〜5回目:オンライン面談約15分(上限40分)
禁煙外来との違い
禁煙外来 | きんえん研究 | |
---|---|---|
金額 | 有料 | 無料 |
形式 | 対面(通院) | オンライン面談 |
条件 | ・ニコチン依存症を診断するテスト「TDS」が5点以上 ・1日の喫煙本数×喫煙年数が200以上(35歳以上の方のみ) ・すぐに禁煙したい意志がある など |
・依存度は問わない ・18歳以上の喫煙者 ・インターネット環境が必要 ※主治医の許可を得られない精神疾患や持病で治療中の方は対象外となります。 |
すでに受けている場合でも
申し込んでいいの?
きんえん研究は、禁煙に挫折したけどもう一度挑戦したい人、お金をかけずに禁煙を試してみたい人はもちろん、すでに禁煙外来を受けているという人も大歓迎です。
禁煙外来ときんえん研究は別物ではなく、我々は禁煙外来の相補的な役割を果たすことを目指しています。
また、きんえん研究にご参加いただくことが禁煙外来の妨げになることもありません。禁煙外来を受けていてもそうでなくても、本研究へのご参加をお待ちしております。
きんえん研究の一部を無料公開中!
「リセット禁煙」は、医師の磯村毅氏が開発した、ニコチン依存に心理的に働きかける効果的な禁煙法です。
体系化された質問の力によって、タバコの正体への気づきを促し、禁煙後も続く心理的ニコチン依存を解消することを目指します。
きんえん研究の面接者らも「リセット禁煙」を用いて禁煙の効果を実感しています。
参考図書:磯村毅.「吸いたい気持ち」がスッキリ消えるリセット禁煙.東京六法出版,649円